つむママ、初めてのブログ記事です!
お手柔らかに!
突然ですが、あなたはミステリーは好きですか?
私は大好きです。
小学生の頃から松本清張が愛読書。
それ以外にも推理小説はかなり読んできました。
ところが推理ゲームとなるとDSの「レイトン教授と最後の時間旅行」(懐かしい)以来手を出せていません。
ここ数年はゲーム実況動画にドはまりし
自分でプレイすることを怠って(?)いた私が、
久しぶりに「これは自分の手でやらねば!!!」と思い即購入したのが
「Return of the Obra Dinn/オブラディン号の帰還」。
直観は正しく、独特な雰囲気の素晴らしい作品でした。
本作に限っては是非とも「初見」 「前情報ナシ」の
頭カラッポ状態で推理を楽しんでいただきたいので、
ネタバレにならない程度に本作の魅力を書いていきます。
※レイトンシリーズの最新作はレイトン教授の娘が主人公なのか・・・しっかり世代交代してる。
Return of the Obra Dinn の基本情報
ストーリー
舞台は1807年のイギリスの港。
プレイヤーは東インド会社の保険調査員として
5年前に消息不明となり再び突然姿を現した交易船「オブラディン号」の損害査定書を作成することとなった。
手記「オブラディン号の帰港」、
そして乗船員達の死の瞬間に時間を巻き戻す不思議な懐中時計「メメント・モーテム」を手にあなたは船に降り立つ・・・
基本情報
発売は2018年10月。
3年も前に発売されていたのにこれまでその存在に気づかなかったのが悔しい。
早く知りたかった。。
My Nintendo Storeでの購入はこちらから。
プレイ時間の目安
ストーリーをひと通りなぞるだけなら3時間程度。
夫婦2人の頭を使っても完全クリアするのに15時間ほどかかりました。
金曜の夜にNintendo Switchでオンライン購入したため、
土日が休日の私達は当然手が止まらず夜通しでのプレイに。
夜行性のぼくといっしょによふかしでしゅね~(チモシーもぐもぐ)
個人的に刺さった点
Return of the Obra Dinn、結論から言うと私の好みドンピシャでした。
「いいじゃん!」と思ったポイントは
こんな感じです。
ちょっとずつご紹介します。
曰くありげな船の名前
まず「オブラディン号」という名前がもう良過ぎません?
いかにも何か秘密がありそうな怪しげな響き。
作者のLucas Pope氏のインタビュー記事で「エリザベス号」「マリア号」も船名の候補だったと書いてあったけど、なんだか豪華客船をイメージしちゃいますもんね。
このストーリーにおいては「オブラディン号」がベストオブしっくりだと思います。
白と黒のみで描かれる世界観
そして、ビジュアルがかなり渋い。
全編を通して2ビット(モノトーン)で描かれているので、
私のように渋好みの人間にはかなりグッときました。
冒頭のタイトル画面で大きな満月に照らされ遠洋に浮かぶオブラディン号・・・。
始める前からノスタルジーを感じられます。
初っ端から良作の予感が!
また、序盤で手にする手記「オブラディン号の帰港」に書かれている
・「海上の宴」
・「フォルモサの王族」
・「船上裁判」
の絵からもオブラディン号で起こった悲劇がそれとなく想像されます。
ますますワクワクが止まりませんね。
脳味噌フル稼働!難易度高めの推理
ミステリーゲームなのでモチロン推理が肝です。
オブラディン号から消えた60人もの乗船員の身元・死因を特定することが本作の目的です。
手がかりはそれはそれは巧妙かつ自然に隠されているため、それに気づくか否かが調査の進捗に影響します。
檣楼員たちの見分けづらいこと・・・。
正直彼らの名前は手がかりに気づけずあてずっぽうでした。無念。
本作には推理以外の要素はほぼ存在しないので、
逆に描かれているもの全てがヒントと思った方がよいかもしれません。
残留思念を全て見終えると船から脱出できエンディングになります。
しかし、初回の正答実績は60人のうちわずか3人のみ。
しかもその3人はチュートリアル要員。
・
・
・
哀れにもバッドエンドです。
噓でしょ!?
今までのシーンにヒントあった??
そうです。このゲーム、エンディングからが本番なのです。
気を取り直して残留思念の見落としを探しに向かいましょうね。
癖になる確定演出
乗船客の身元・死因の正否判定は3人ごとに行われる親切設計。
その3人目の回答が正解だった場合は 「ドゥン♪」「 ドゥ ドゥン♪」という SEとともに演出が入るのですが、タイミングが最高で癖になります。
ちなみに我が家では探していたリモコンを見つけたときなんかに 「ドゥン♪」 と言う風習が生まれました。
ドゥン♪
ドゥ ドゥン♪
バッドエンドの演出もいい感じなので是非お確かめください。
プレイ後の考察が止まらない
考察したくなる作品が好きです。
プレイ後には、
などなどの疑問が浮かぶはず。
Return of the Obra Dinn も例に違わず多くの考察記事があります。
オブラディン号ファンの考察は時代背景に触れた内容も多く勉強になります。
困った!考察サイトを見漁る手が止まらない!!
そしていつの間にかキャラに愛着が湧き、推しメンが生まれていることでしょう・・・
これからプレイされる方へ
すぐにでも骨太推理を楽しんでいただきたいところですが、事前にお伝えしたいことが少しだけあります。
不安になった方へ解説します。
3D酔いしやすい人へ・・・
画面酔いしやすい人はちょっと注意。
何しろ広い船内を一人称視点で長時間グルグル歩き回るので、
一緒に推理に励んでいたつむパパ(普段から画面酔いしやすい)はしっかりケロケロになっていました。
しかし設定からカメラ(視点)の移動速度をゆっくりにするよう変更できるためいくらかは改善可能です。
不安な方は設定を変更してからゲームを開始するのがおススメです。
グロテスクな描写が苦手な人へ・・・
残留思念には船員たちのバラエティ溢れる死の瞬間が描写されています。
断末魔も聞こえますし、苦手な方にとっては調査が辛いこともあるかもしれません。
ただ幸いにも画面は白黒なのでグロ度は控えめに収まっている思います。
私はグロ描写は苦手ですが、どうしたことか本作は平気でした。
最後に
作者、Lucas Pope氏のファンになりました。(唐突)
同氏は「Papers,Please」という作業ゲーの名作を生み出しています。
こちらもBGM含め雰囲気たっぷりで時間を忘れて楽しみました。
Youtubeにはスピンオフの映像作品も公開されています。
次回作が楽しみでなりませんね!
おススメの推理ゲームがあればコメントで教えてください。
では、次の機会に!さよなら~!